ターミナル(2004)

◆笑って考える「人と国と郷里(くに)」

昨夜(23日・月)、NHK BSプレミアムで放映されたのをリアルタイム観賞。初見。
東欧の小国よりNYはJFK国際空港に降り立った中年男、フライト中に母国政府転覆で旅券が無効となり米国には入国不能となった上、帰ろうにも帰れず、治外法権の国際線「ターミナル」以外に居られる場所がなくなってしまう。訪れるかわからぬ事態の好転をいつまでも待つしかない国籍を失った男と、空港を支え、あるいは通過する人々の人生の交錯を描くヒューマン・コメディ。
これはスピルバーグの「優等生面」の快作ですなあ。人生は旅にたとえられ、旅する人々の