ウットリと思い浮かべる事ではない

鈴木大拙さんの本を毎日読んでいるのだが、
その本の中に、
よく「一つになる」という言葉が用いられている。

何と何が一つになるのか?

「真宗入門」には
機と法の合一と書かれている。
機は自力で法は他力を意味する。
だから機と法の合一とは
自力と他力の合一である。

そして、「一つになる」とは
自力が捨てられ
他力になるということなのだ。

日々の生活の中でいうと、
どういうことになるのかというと、

私たちは周囲の世界を
自分の思い通りにしたくてたまらない。
事実を捻じ曲げて
自分の都合のいい風に解釈したくて仕方ない。

それを自力という。
はからいと