連載:生命の詩 3

見ている 見られている

   見られる

犬をじっと見ている
向こうからゆっくり来る犬を見ている

すると犬も やっぱり私を見ている
その時初めて 自分は見られているのだと気づく

この果てしない青空
空をいっぱいに見上げている

空もやっぱり 私を見ているということがわかる
だからしっかりと 私を見ていてほしいと思う



 いないけど 猛犬注意 貼ってみる
  平成28年2月 「住まいの川柳」 住友不動産販売



        「生命の詩(50)見ている、見られている」

カテゴリ:日常・住まい