書く人「菜の花の沖縄日記」

1月26日(日曜)の読書の欄「書く人」by出田阿生
とても素晴らしい「書く人」です。この感性、気持ち、失ってはならないものですね。

「基地は自分の「問題」

菜の花、は芸名のようだけれど本名だ。何度踏まれても起き上がる花だから、と名付けられた。
高校時代、沖縄のフリースクールに通った。少女のまっさらな目で見つめた、沖縄と日本。その3年間の体験を北陸中日新聞に連載したコラムが、一冊の本になった。
生まれ育ったのは能登半島の先端、石川県珠洲市(すずし)。いまは故郷に戻り、両親の営む旅館を手伝う。「自分と関係ない出来事なんてない。そう感じるようになりました」