小さかった時、あの日々が、蘇えります。
夕方、リックサックを背負って、朝食の牛乳とパン
を、買いに出た。
暗くなりかけの道を、一人で歩いていると、
「キュッキュッ 」
澄んだ空気が耳にリズムカルな雪の鳴く音が聞こえ る。
耳がジンジンしてきた、頬がぴ~っと張る。
そうそう
それは、遠い昔に・・遠い と~おい・・・・
・・・・
登下校の行きかえり、雪踏むたびに
「キュッキュッ」って雪が鳴いた。
一人ぽっちの「キュッキュッ」・・・
友だちと、がやがや、ぺちゃくちゃ、からだをぶつけあいながら
ランドセルの中身の揺れる