映画「Fukushima50」

 今話題の映画だが、原作者が門田隆将だと聞いた瞬間、「こりゃダミダ」と思った。題名からして、いかにも英雄譚もしくは美談仕立てがみえみえだった。しかし、観ないで人様のコメントを借用して批判するのもフェアじゃないので、一応行ってみた。

 最初に、「この映画は事実に基づいている」と言った風なテロップがでるが、最低「事実に基づいたフィクションです」とまで言わないと不十分である。地震発生から津波の襲来、電力会社なのに全電源喪失という笑えない、冗談のようなホント、しかもやっと届いた電源車が、規格が合わず使えないなどという話が時系列で進んでいくので、見せ場は多い。