バルカン半島、紀行、其の七。オフリドからアルバニア、ベラートへ。

朝、ホテルのチェックアウトの際、フロントの女性に、熊野地方の英語版フリーペーパーを渡して、「もしあなたが、日本に来ることがあったなら、是非、和歌山県に来てください。美しい景色と偉大な世界遺産があります。」とたどたどしい英語で語りかけた。「オー、サンキューキュー。」と言って、マガジンを受け取り「ビューティフル!」と言ってくれたが、よほど下手な英語だったのだろう。添乗員のSさんが、吹き出した。日本語のフリーペーパーも何部か持ってきていて、ツアーメンバーにも配布した。好評で良かった。
バスが出発して、四〇分。九時一五分に国境を越える。前日とは打って変わり、二人