バルカン半島、紀行、其の八。ベラート、「千の窓の街」、首都ティラナへ。

今回のツアーで訪れた国は、どこもレアな場所だが、わけてもアルバニアは社会主義時代には鎖国政策をとっていた。「地球の歩き方」にも「ヨーロッパで最も謎に満ちているといわれる国」という記述があった。
ベラート城を出て、再びバスに乗り込み、先ほど俯瞰した 「千の窓を持つ町」マンガレム地区と、オスム川を挟んでの対岸、ゴリツァ地区を見に行く。この街も造られたのは、オスマン帝国の時代。山肌に連なるベラートの伝統家屋は、どの家も、白い漆喰の壁に赤い屋根、同じ形状の窓が特徴的。山間で日没が早く、気温が低い気候のため、採光の必要から通りに窓を並べる棚式の町並みが編み出された