雪嶺に何かの予兆感じおり


  夕食は鰻丼 胡瓜スライスの白キムチ和え



 ダイヤモンドダストの予報名寄発  後藤軒太郎

 福寿草雪の予報に眠りつぐ  小野口 繁

 本を売る予報なかりし牡丹雪  鷹羽狩行

 大雪の予報無人の駅舎にも  小島左京

 雨蛙鳴いて予報を覆す  小島左京

 寒木瓜に予報たがへずいつか雨  村田 脩

 正確に雨予報体が痛い アロマ

 晴れ予報備後藺を刈る鬨こだま  高橋六一

 青蛙予報の雨は遠ちに降る  久布白伸子

 鉢仕舞ふ星満つ天の霜予報  甲斐住子

 晩霜の予報高原星満つる  杉山鶴子

 霜予報外れし事を喜びぬ  浜下清太郎