連載:「日本の古寺 100選」①興福寺・薬師寺・東大寺

「日本の古寺100選」⑩南禅寺・東福寺・天龍寺

京都府に建つ今回の3寺は前回に引き続き臨済宗の寺院である。

南禅寺:創建は2度の元寇後の1291年である。室町時代、京都五山(天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺)より格上の「五山之上」という別格扱いになる。
1628年再建の国の重要文化財の三門の楼上には多くの像が安置されている。また明治期の建築物だが、琵琶湖の水を引き込むレンガ造りのアーチ橋を備えた水路は人気が高い。

東福寺:1236年から19年の歳月を費やして建築された。東福寺の名は奈良の東大寺と興福寺から一文字ずつ取られている。最大の見ものは、仏殿と開山堂の間の渓谷を結び通天橋の景色である。