コロナの日々

駅から続く商店街に老舗の酒店がある。

通りかかったら水曜が休みなのに、今日は開けていた。

日頃から、ご主人と娘さんの対応がたいそう丁寧で誠実な店。

通りすがりにビールケースの側で店主と顔を合わせ。

「休みの日なのに、やっているんですね」と声を掛けた。

「はい。休んでもいいのですが」
「閉めていますと、あの酒屋 コロナじゃないか。と言われそうで開けてるんです」

「そうですか。それは心配ですね。お気をつけて」

「気をつけましょうね」と言葉を交わした。

カテゴリ:日常・住まい