連載:倭人伝の真実に迫る

倭人伝の真実に迫る

コロナによる外出自粛中で三国志の訳本、筑摩書房の「正史三国志」を読み直しているが、面白い。それは、今まで自分の中で構築していた魏志倭人伝や陳寿のイメージが変わってきたからである。邪馬台国論争で争われている「謎」は倭人伝のみならず三国志本伝の中にも、それを解く鍵が記されていることが改めてわかってきた。倭人伝が「おとぎ話で信じられない」という説も多い。しかしながら、そうではないことが本伝からも読みとれ、倭人伝は「魏使が日本で体験した記録」をもとに、ほぼ事実を記しているとの思いがより強くなってきた。今まで邪馬壹国(邪馬台国)について日記にしたためたが、これまで