人生・破竹の進撃【回想録・少年時代から青年期】NO2大工見習小僧時代

【自分から進んで大工の住み込み小僧となる】

昭和40年初頭などには、大工に祭日も日曜もない世界でした。
16歳になった翌年の5月5日の男の節句から大工の第一歩が始まりました。
飯を食わしてもらい、住み込みでタダ働き、盆と正月のみ
休みがもらえる奴隷のような扱いです。

見習い期間は5年 礼奉公が1年という条件
(二十歳を過ぎてしまう(´;ω;`))
親方に聞いた。
「5年ですが、どうなれば一人前ですか?」
親方
「一人で最初から最後まで、家を一軒建てられれば一人前
「早い奴で8年ほど、遅い奴は職人といえども建てられないのもいる」

『家を建てられたら