ささいなことかも知れないが…❼

最近痛感することの1つに日本は外交が稚拙であることだ。換言すれば優れた外交官は殆どいないということである。そのなかで私は明治時代の陸奥宗光と小村寿太郎は数少ない例外だと考えている。

月曜日の某新聞で故津本陽氏執筆の「叛骨」が出版されているのを知った。副題は陸奥宗光の生涯とあった。上巻・下巻の2巻からなる偉人伝だ。私は躊躇なくアマゾンから取り寄せることにした。図書館は休館中で購読できるまでは長日数要すると思ったからだ。

昨日の夕方届いた。早速手に取って読み始めた。津本陽氏最後の長編小説だ。読み始めて10分も経過しないうちに眼が点になった。14pに以下の