いまの子どもや若者は、大人をバカにしたり、先生を先生とも思わない人間が多いと嘆く人がいます。
しかし、彼らは、大人を尊敬しないのではなく、
したくてもできないでいるのではないでしょうか。
彼らに大人を軽んじるような言動が目立つのは、
若者が傲岸なのではなく、
大人の側に尊敬に値する重みがない、
大人の役割を果たしていない、
役割不全の大人が多いからだと思うのです。
つまり、若者のご機嫌をうかがうようなことばかりで、
叱り役、憎まれ役を果たす大人がいないからなのです。
親や大人が憎まれ役となって、叱るべきは叱り、
砂糖ばかりで