61、「生ききる。」(瀬戸内寂聴・梅原猛著)は、これからの生き方を言っている

「生ききる。」瀬戸内寂聴・梅原猛著 角川ONEテーマ21
2011年7月10日発行
ー「梅原先生から、寂聴さんへ急遽対談して、今度の災害について語りあいたい。その話は、災害から、日本の歴史や文化についても考察して、日本のこれからのあるべき姿を問いつめたい。その対談をすぐ本にする。印税はいくら売れてもすべて義援金として被災地に送る、というお話でした。それでよろしいでしょうか?」
「有難いお話だわ。喜んで、梅原さんのお考えに従います。そうお伝え下さい」
 「いくら売れても」というのが面白くてならなかった。
 梅原さんはこの対談をすべて、寂庵へ御自身お運び下さ