「梅原猛」の日記一覧

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61、「生ききる。」(瀬戸内寂聴・梅原猛著)は、これからの生き方を言っている

「生ききる。」瀬戸内寂聴・梅原猛著 角川ONEテーマ21 2011年7月10日発行 ー「梅原先生から、寂聴さんへ急遽対談して、今度の災害について語りあいたい。その話は、災害から、日本の歴史や文化についても考察して、日本のこれからのあるべき姿を問いつめたい。その対談をすぐ本にする。印税はいくら売れてもすべて義援金として被災地に送る、というお話でした。それでよろしいでしょうか?」 「有難いお話だわ。…

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雑読散歩 -梅原猛さん逝く-

「この本を読むにさいして、読者はたった一つのことを要求されるのである。それは、ものごとを常識でなく、理性をもって判断することである。常識の眼でこの本を見たら、この本は、素晴らしき寺、法隆寺と、素晴らしき人、聖徳太子にたいする最大もの冒瀆に見えるだろう。日本人が、千何百年もの間、信じ続けてきた法隆寺像と太子像が、この本によって完全に崩壊する」 45年ほど前になるだろうか。取引先の可愛がってくれた…

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市原悦子、梅原猛の死に思うこと

御両所とも、年齢的には、不思議ではない死でしょうが、好きな人たちの死は、本当に残念です。 お二人とも、個性の強い方でしたよね。 私は、そういう、個性的な人を好きになるようです。 日本昔話の、あの、ユニークな語り口など、他の人では出せないアジがありましたよね。 梅原猛も、学者の中では、異端に近いユニークな存在だったと、私は思っています。 文化勲章は受け取りましたが、「9条を守ろう」という行動を…

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「梅原猛」さんのご冥福をお祈りいたします

机の上に、梅原猛さんの著書、 「隠された十字架」法隆寺論 ならびに 「葬られた王朝、古代出雲の謎を解く」 があります。 これらの書籍以外にも、 梅原猛さんの古代に関連した歴史書に多くの感銘を受けてきました。 梅原猛さんのご年齢を考えると、その聡明さに驚くとともに、尊敬するばかりでした。 梅原猛さま、ありがとうございました。 合掌

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古事記と出雲神話

梅原猛の「葬られた王朝−古代出雲の謎を解く−」を読了した。著者の作品を読むのは本当に久し振りだ。著者の言葉によると、本書は、40年程前に著した「神々の流讒」における出雲神話に関する見解の誤りを正すために書かれたものである。すなわち、前著では、古事記の説く出雲神話は虚構であり、大和王朝における事象を仮託したものであるとしたが、最近の出雲地方における考古学的発掘の結果等から、出雲地方には、古来から強…