新コロナ的余暇

新コロナの為に本を読む時間が増えた。

なかなか自分に合った感銘を受ける本に出会うのは難しいが、記憶を探ると学校の教科書や絵本を除いて私が自発的に「本」と云うものを手に取ったのは確か芥川龍之介の「鼻」が最初だ。
ダラ~ンと垂れた長い鼻をコンプレックスとしているうちに短くする方法を知り・・・・・まぁ現実的では無いが苦労して普通の鼻にした後の周りの反応や自分の心の変化について記した内容だ。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。夜の底が白くなった」
この有名な文章から何を感じるだろう。
トンネルの暗闇と抜け出た時の明るさ。夜の黒と雪の白。
このコントラ