連載:宗教3

「なぜ?」という問い (自分のためのメモ)

ブックカバーチャレンジの本の候補として、早い段階から1冊の本が思い浮かんでいた。地元の書店で24歳の時に買い求めたと奥付に記録があった。理系の専門書をのぞけば、最も古くから常に手元においていた本だ。

ティーリケ著『神の沈黙 ~福音における現代人のつまづき~』は、書名からもわかるとおりキリスト者でありドイツの代表的な思想家ティーリケの講演をまとめたもの。

しかしブックカバーチャレンジに載せなかったのは、あまりにも古く、はたして40年以上むかしに座右の書であったものが、今もかわらず通用するものなのだろうかと躊躇ったことがあった。

そこで、もっとも印象的