アーチーシェップ：ブルーバラード

今にして思うと、６０年代後半から、ジャズはそれまでのバップの発展系からの脱皮を試みたのではと。
「カインド・オブ・ブルー」に端を発したかのようなモーダルなスタイルが完成形であったにも関わらず、更なる進歩をめざすことで、様相を変えていこうとしていた。
エレクトリック・マイルスや神がかっていたコルトレーン、そして私には難解・奇怪なオーネット・コールマン、セシル・テイラー、ドン・チェリー等のフリージャズなど。
けれどそうした流れに翻弄されても、原点回帰したプレイヤーが殆どだった。

このアルバムを聴いて、シェップも返ってきた