一本歯の高下駄

雨の中一本歯の高下駄を鳴らしながら歩く青年にビックリしました。
着ている物は今風の恰好なんです。
何故また一本歯の高下駄なのか。
道は平坦だし馴れているような歩きぶりでした。
それにしても階段だとか坂だとか人混みだとか、難しいと思うのですが。
見ていてふっと思い出したのが映画「伊豆の踊子」でした。
川端康成さん自身と想われる主人公の青年が二本歯の高下駄でした。
当時の一高生らしい着物に袴に高下駄なんです。
青年が旅芸人一座と一緒に歩くのが天城峠越えの山路な訳です。
私は映画を見ていてあの高下駄で山路を歩くの
本当に大丈夫なんだろうかと思わずにいられません