ごまの実家は東京の下町。
葛西臨海公園の近くだ。
98才の母がキリンのように
首を長~くして、子供たちが
来るのを楽しみにしている。
行くと「どちら様?」
「この人誰?」
手を貸して、優しくすると
「いつもお世話ありがとう。
お姉さん」という。
悲しい…(´Д`)
「お母さん、私、ごまだよ!」
と言うと、
「おぉぉ、ごまか?ごま~!
よく来てくれたね~嬉しい!」
と、抱きつく。
私もぎゅっと母の胸を感じながら、
抱き寄せる。
しばし、懐かしい感触に浸り
子供にかえる。
日頃、世話をしてくれてる兄も
70才。
老々介護だ。
夜中に何回も起こされ、