連載:災害

別れと隣合わせ

今朝も水害の死者のニュースが流れていた。

平屋に住む女性が逃げ遅れて亡くなった。
死の直前まで遠くに住む姉に電話をしていた。
姉はなんとか逃げてと言うが、妹はもうだめだ、
水が天井まで上がって来ていると。

姉は体に障害のある妹に家に留まるように言ったことを後悔していた。
どうして早く避難するように言わなかったのかと。




他のブログを見ていたら、唐の詩人の書いた「勧酒」と言う詩の井伏鱒二の訳が載っていた。

「勧酒」

コノサカヅキヲ 受ケテクレ
ドウゾナミナミ ツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ