「白秋期」 五木寛之著 日経プレミアシリーズ392
2019年1月23日発行
ー50歳を過ぎて、さらに50年の明日が待ち受けている。
その未来に地図はない。
手探りで、さらなる50年を生きなければならないのだ。
白秋期とは50歳から75歳あたりまでの25年間である。
白秋期は、晩年ではない。むしろ人生の収穫期ではないか。
無駄なエネルギーを消費せずに、合理的に冷静に歩いていく。周囲を眺める余裕もある。さまざまな経験も積んでいる。そして新しい物事を学ぶ気力や好奇心は衰えてはいない。
自分自身をふり返って見ても、50歳から75歳までの白秋期は、も