連載:四季・気候など

蝉の声、虫の音―酷暑でも秋近しか(1390)

猛暑、酷暑はまだ続く。おそらく気象台の記録更新の8月ではあろう。
 だが、それでも、このところ朝から蝉の鳴き声が響き渡る。何種類もの蝉だ。ちょっと聴くだけでも、二イニイゼミ、ヒグラシ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、などなどだ。
 その鳴き声をまね出来ないけれど、今年はどういうわけか、一層にぎやかな感すら受ける。
 そして、夜になると、虫の音が聞こえだす。
 こんなに暑さの続いた夏だったが、それでもあきは少しずつ近づいてきているのだろうか。
 我が家は、このあたりでは、一応木は多い方だ。最近のこのあたりの新築の家は軒並み小さくなり、植木などない