『みをつくし料理帖~心星ひとつ~』

みをつくし料理帖 
 6作目 ~心星ひとつ~

澪にとって、選択の連続の回でした。

翁屋の楼主、伝右衛門から持ち掛けられた
 ・吉原で天満一兆庵を再建する話。

片や、登龍楼から持ち掛けられた
 ・神田須田町へつる家を移す話。

ご寮さんのことを考えるのか
つる家の店主、種市のことを考えるのか

澪と同じように
ご寮さんも、種市も、
自分以外の誰かのことを思っている。



思いも寄らず、澪が密かに想いを寄せる小松原、
もとい御膳奉行の小野寺数馬さまとの縁組が持ち上がるが

小松原の、澪に対するプロポーズが
男らしく、読み手の私でさえ、キュンとさせら