連載:一日一絵

DAY3-11 アトリエと宝箱  国木田独歩と徳富蘆花の写生的文章 

まだ現役だった頃。30年ほどまえだったか?
帰り道たまたまお茶の水で降りて、神田の古本屋に立ち寄った。
アトリエという雑誌に目がとまり、中を見て驚いた。
淡彩のスケッチがのっていた。
軽妙なタッチでサラリと描かれた絵だった。新鮮だった。
たしか、網干(あぼし)さんのスケッチ画だったと思う。
退職したら、挑戦してみたいと思い、その古い雑誌を10冊ほど買った。
その思い出の雑誌を先日開いてみて、絵にしてみた。

もう一つは、私のバイブルです。
国木田独歩の「武蔵野」と徳富蘆花の「自然と人生」。
この岩波文庫の古本は、何度も読みかえしています。
この写生文の雰