秋になると思い出します

日が落ちるのが早くなり、夜風がちょっと涼しくなると思い出すことがあります。学生時代に亡くなった友人のことです。もう20年以上前になりますが、この時期、富山にいると特に感じます。「朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり」というお言葉通り、笑顔が一瞬にして消えた当時のことは脳裏に焼き付いています。今年は新型コロナに振り回され、よく知った人も若くして突然亡くなっていきました。まさにいつ命を落とすかわからない戦場にいるような日常なのでしょう。「安きにありて危うきを思う」と古人は言いましたが、「危うきにありて危うきを思う」ことがなければ、悔いが残るのではないでし