佐藤亜紀

東京新聞のコラムで 佐藤亜紀がなぜ直木賞の候補にもあがらないのか?こんなに面白い小説一杯書いてるのに。って言ってるのを読んで 試しに図書館で借りて二冊ほど読んでみた。

黄金列車 と スイングしなけりゃ意味がないの二冊。

どちらもめちゃくちゃ面白かった。こんな作家がいたんだ、日本に。というくらいの感じだった。

黄金列車は第二次大戦中 ハンガリーからオーストリアにユダヤ人から没収した財貨を運ぶ話。主人公の冴えない大蔵省職員が絶妙だった。よくこんなこと知ってるなあと感心するばかり。

道中の様子も楽しかった。

スイングしなけりゃ意味がないのほうも 第二