金庫番の娘 伊兼 源太郎

面白かった!ぐんぐん読み進められる。後半 まさにページターナーそのものになった。

大手企業で10年も働いていた女性が、あるきっかけで国会議員の私設秘書になる。余程優秀な女性で、大活躍する。

仕える議員が民自党の総裁選挙に立候補する。目下の総理総裁は当選すると3期目になる。しかもアベノミクスならぬニッポンワンダフル計画なる政策看板を掲げている。まるで今の自民党政治のパロディみたいだけど、同時並行して東京地検特捜部の検事と事務官の話が語られ、政治家と検察官が絡んでくる。

誰が情報をリークしたかなどの謎解きもあり、とにかく面白い。政治家秘書が主人公の小説