ほっと氏の野鳥の話題 №54 2007年11月
ぎりぎりまで逃げない
3887 天(あめ)にあるや ささらの小野に 茅(ち)草(がや)刈り 草(かや)刈りばかに 鶉(うずら)を立つも
この世のものならぬ天界に浮いているささらの小野、霊気肌立つその野で茅がやを刈っていると、私の刈り場の草蔭から、だしぬけに鶉のやつが飛び立ってさ。(『萬葉集釋注8』巻第十六 伊藤博 集英社文庫 2005年)
毎朝のように歩いていた睦橋周辺の多摩川へ行かなくなってから10年近くがたつ。最近になってまたぼちぼち歩くようになったが、冬の朝にたいてい見られたタシギの姿がな