祖父の手帳が出て来た

莫大な量の祖父と父の蔵書の整理を少しずつ、本当にチマチマと進めているのだが、昨夜は祖父の手帳が出て来た。
敗戦の年から亡くなる前年の1984年まで、全部で45冊あるようだった。
呑みながらパラパラっとめくっていたら、自分が就職して数年後に亡くなった祖父の40代からの毎日がしのばれて実に面白く、しばし時間を忘れて見入ってしまった。
だが、場所ふさぎではあるので、当時祖父が勤めていた宮内省の混乱ぶりがうかがえる記述が面白い1945年と、妹と弟が来年壊す予定の母屋が建って一家が当地に転居してきた年、自分が生まれた年の三冊だけを残して、あとは捨てることにした。