わたしの猫の物語 ② 女心編 ジロ

まりちゃんと別れた翌日

引越しの段ボールの谷間で、
私が握りしめていたのは、雑誌「猫の手帖」 

巻末のペットショップやブリーダーさんのページに
目を凝らし
まりちゃん2号を探していた。

プッシュフォンでピポパの時代

「白くて、ベージュの模様のある女のコ いますか?」
「白くて、ベージュの模様のある女のコ いますか?」

と、かけ続けるも、なかなかいない。

たまにいても
生まれたばかりで渡せない。とか

もうすぐ産まれるよ(すぐほしいんじゃ!)とか

いるけど、男。(男いらんわ)など

あきらめそうになった時、ついに

「いますよ。離乳したばかり