わたしの猫の物語 ① 愛人編 まりちゃん

わたしが最初に親しくした猫は

まりちゃんという

白くてベージュの模様のある
落ち着いた感じの熟女猫でした。

近くの工場で飼っている外猫で、
猫缶を手にした
アンドレ・ザ・ジャイアントみたいなおばさんが

「まりちゃーん」と声をかけると、
にゃーん。と駆け寄る姿を、何回かみていました。

ある日、駐車場で
ひなたぼっこをしていたので

まりちゃん、と声をかけると
にゃーと鳴いて、

私の部屋のある3階まで
ゴロゴロ喉をならしながら、ついてきたのです。

あのときの、一生懸命、階段を登ってきた姿が
忘れられない。。。

猫にはミルクかな?とか思い
ちょ