太田道灌誕生の地へ

秋晴れの土曜日、毎年恒例となった「ミカン狩り」ミカンをもぎったあとの手打ちそばを食べ、一年の収穫に感謝するこの企画も4回目となる。各地をハイキングし土地の風習や歴史、伝統芸能、建築物などを見ると遠く先人たちが生活したであろう道を自身が歩いている不思議、先人はこの道を何を考えながらいずこへと歩いたのか、想像するだけで胸が騒ぐいろいろな物語が繰り広げられたそれぞれの時代へと思いを寄せてしまう。

太田道灌(資長すけなが)は、武蔵守護代・扇谷上杉家の家宰、摂津源氏の流れをくむ太田資清(道真)の子で享徳の乱、長尾景春の乱で活躍し武将としての地位を得る。江戸城の築