チェンバロコンサートと公開講座   

11月30日、若い頃歌っていた合唱団のピアニストであった近江宏氏のチェンバロ独奏会があった。
 3人の子どものピアノの先生として、毎週我が家に教えに来て戴いていた。小さな子は教えたことがなく、当時3歳だった長男には五線紙ノートに音符を書いて、音程と長さを教えながらの開始であった。
 結局、長男は高校3年まで続けていたが、とにかく練習のしない子であった。それでも自分から止めると言い出すことはなかった。高校時代バスケットに打ち込んでいたが、金曜日に必ずクラブの練習を休んだので、仲間から「金ちゃん」と綽名されていたという。ピアノを習っているとは言いだせなくてい