交響曲は森鴎外の訳語

5日に札幌交響楽団の定期演奏会があった。
https://www.sso.or.jp/concerts/2020/12/-633/

 約50分ものブラームスのピアノコンチェルトは圧巻であった。ブラームスが何度も推敲を重ね、4年の歳月をかけて完成した曲で、ニ短調と言う調性もベートーヴェンの『第九』を連想させる。
 プログラムに「ピアノ独奏付きの交響曲」という見方もあるという記述に納得してしまう。ソリストのゲルハルト・オピッツさんはドイツ・ピアノ界の正当派を代表する演奏家と言われ、ヴィルヘルム・ケンプの後継者とも。私も若い頃からケンプのベートーヴェンのソナ