仏心に気づいてから、
仏心を守ろう汚さないようにしよう
という気持ちが芽生えてきた。
一見いいことではないかと思われるが、
これは自力のはからいに他ならない。
仏心を汚さないようにしようという
その思いの背景にあるのは、
身ぎれいになりたいという我欲なのだ。
立派な自分になって
「これでよし‼」と自己承認をしたい。
あわよくば人から褒められることも
あるかもしれない
と。
仏心は私が守ったり汚さないように
保護しなくてはならないようなものではない。
それは人間が手を加えなくても
変わることなく清浄なままなのだ。
私がやることはただ一つ。
「仏心