連載:わが道

『わが道』(13)五中・小石川高校での同期(紫水会)の友人たちとの交友(1450)

今まで見てきたところからも明らかなように、wakohは昭和19年(1944年)4月都立五中に入学し、学制改革により、昭和25年(1950年)3月、都立小石川高校を卒業した。戦争末期、戦後の大変な時期の6年間だった。しかし、不思議なほど、この同期の友人たちとは仲が良かった。長く、また密な交流が続いた。どうしてか、苦楽を共にした6年間だったからでもあろう。
 小石川高校を卒業後は、大多数は大学に進学した。中には、もちろん浪人をしたりしながらでもあったにもせよ。ただ優秀な人材でも、その頃は家庭の事情の故に、大学進学を断念したごく少数の人たちもいた。そういう人の