連載:妄想爺やの喜怒哀楽1

子供の頃の大掃除 昭和の風景

妄想爺やの喜怒哀楽90

大掃除と云えば、令和の今より、昭和の頃のほうが一大行事であったと思う

僕がまだ小学生だった、昭和30年から40年にかけて、家で歳末に家族でやった大掃除は、大忙しの1日であった記憶がある

当時、祖母、父母、弟に僕の5人家族だった

それなりに、役割分担があった

祖母は、やり方はよく分からないが、着物を縫った糸を解いて、細かく分けて洗い、庭に張った縄にバラバラになった着物のパーツの布を広げて下げて日干しをしていた

そのやり方は、祖母は曾祖母から学んだのだろうが、母には継承されなかった

和服から洋服へと移り変わった世の流れな