くりかへす花火あかりや屋根は江戸 敏雄
あまり強き黍の風やな遠花火 飯田蛇笏 霊芝
どこにでも坐れる砂丘花火見る 松本穣葉子
むらさきに暮れゆく島や花火待つ 本多 勝彦
アメリカの国歌に終る花火の宴 高木晴子 花 季
伊那七谷瑞々しきは夕花火 折井眞琴
北国の港花火のあがりけり 今井杏太郎
噴き上げしなりにひらきて大花火 西村和子 窓
埋め立て地頭上に枝垂れ大花火 アロマ
地を洗ふごとくしたたる花火かな 加藤三七子
海峡の向こうに揚がる大花火 アロマ
岬二つそれ~花火上げきそひ 高