暖かな日差しの中の酉の市 和南城ふみえ
声にして家路といふは暖かし 土屋草子
温かく庇の影の伸びいたり アロマ
暖かし置き薬屋の荷を広げ 國保八江
船音の遠ざかりゆく暖かさ 稲畑廣太郎
旧きイタリア民謡温かし アロマ
記憶より小さき句碑よ暖かし 稲畑汀子
駅一歩より暖かき故郷かな 稲畑廣太郎
暖かく甲斐の山並被さり来 稲畑廣太郎
暖かき昨日の去つて雨の朝 稲畑汀子
暖かき山畑にゐて老いにけり 大峯あきら
しんとして冬の空気に和む午後 アロマ
暖かし解かぬ荷のま