妄想爺やの喜怒哀楽63
寒い日でも、街なかを歩くことは好きだ
色々な店や施設が並ぶ街の通りを、なんとなく、歩くのだ
そして、僕とすれ違ったり、前を歩く人を、後ろを歩く人から、追い抜いたり、追い越されして彷徨うのだ
街の風景は、そうそう変わるものでない
しかし、道ゆく人は様々で、日々、時折、変わる
まさに、僕は劇の登場人物のごとく観ている
その殆どが、その他大勢の男AやBであったり、女Cや女Dである
僕の彷徨いの中に、僕に話しかけるセリフのある登場人物は出てこない
僕が、すれ違う人々を、想像のシナリオの登場人物に仕立てるのだ
例えば、不
連載:妄想爺やの喜怒哀楽2