さんが書いた連載妄想爺やの喜怒哀楽2の日記一覧

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数よめど 雑木林に 花はなし

受験の頃は梅が咲き、入学の頃には桜が咲く まさに、合格を表す言葉のサクラサクだ 残念ながら、サクラチルの受験結果となり浪人をするのか、大学進学を諦めるのか、考える者もいる 僕は現役不合格、1浪合格者である 大学の門をくぐり感じたことがある 一概に全ての者には当てはまらないと思うのだが、僕の大学での同学年の友を見る限り、現役合格者の方が大学での成績が良いように感じた 単純に考えても、同…

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しゃぼん玉 大中小の ままに消ゆ

妄想爺やの喜怒哀楽98 まだ、小学生の頃、石鹸と云えばミツワ石鹸だった もちろん、固形石鹸である 当時、テレビ放送は白黒の画像であったが、今でもミツワ石鹸のコマーシャルを覚えている コマーシャルと云うよりコマーシャルソングが頭に、耳に残っていると云うほうがいいかもしれない 「 わっわっわっ、輪が3つ、わっわっわっ、輪が3つ、ミツワ、ミツワ、ミツワ石鹸」という歌詞を歌う女性のコーラスが流…

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消えぬ山火事、燻る偉い御仁 春の陣

妄想爺やの喜怒哀楽97 たしか、以前アマゾンの密林に山火事が発生し、数ヶ月もの間燃え続け、広大な面積に拡大したのを覚えている まさか、先日からの足利の山火事が、こんなにも長く沈火できずに広範囲に被害を及ぼすとは驚きだ 出火原因は自然発火なのか、故意か過失かの人為的なのか不明ではある だが、確実に原因が人為的と言えるのが、昨今の菅総理周辺に発生をしている炎上だ 断らない女などと聞くと、色…

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たんぽぽが咲いている野原、咲いていない野原 春の足跡

妄想爺やの喜怒哀楽96 街なかを歩くと、あちこちに野原がある 昨今、核家族の高齢化による終局の空き家が増えている そして、取り壊され、ゆくゆくは更地になってゆく 新たな家主が現れないままの更地があちこちに佇んだままだ 春夏秋冬が巡るうちに、更地には草が生え、野原になる 三寒四温が繰り返されなか、野原にたんぽぽの花が見え始めた 蕾ばかりのたんぽぽの野原も、葉しかないたんぽぽの野原もあ…

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揚羽蝶 スカイツリーに 小さき羽根

昨日、今年に入って初めて道を翔ぶ蝶々に遭遇をした 春だ、春の使いが来た あの白地に黒の文様がある紋白蝶が、ひらひらと左右に振れながら、ゆるやかに僕の頭上高くまで昇り、すれ違っていくのを背にした 多分、次に来るのは紋黄蝶、そして夏に誘う揚羽蝶の番だ 還暦を越える歳月の繰り返しに、僕はなんとはなしに蝶々のお出ましのしきたりを覚えている 春の陽気や夏の炎天の日差しのなかを翔ぶ蝶々は明のイメー…

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啓蟄や コロナ禍の地を けんけんぱ

妄想爺やの喜怒哀楽94 まさに、地の虫が動き始める啓蟄の春が近いと感じる昨今だ 俳句は短文とは異なるものだ 取りもなおさず、句ごころ、詩ごころを磨かねばならない とは云え、下手の横好きな僕ではある コロナ禍に、習い事である音楽、美術、スポーツ、学習も巣ごもりになりがちだ 指導者から離れた鍛錬はまさに自分への鍛錬だ 自己に向き合う座禅ですら、師について学び続ける習い事であるように思う …

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想い出の赤本

僕の部屋の本棚には最近買ったばかりの、まだ読んでいない本、または読んでいる最中の本が5冊くらいある そして過去に読んだ本は、文庫本、新書本、美術本などを含めれば、800冊くらいが大小五つの本棚に並んでいる そのなかに、あの大学入試のガイドブックと云える赤本が2冊ある 流石に当時使っていた受験科目ごとの参考書や問題集や豆単は処分して今はないのだが、国語辞典はまだ残している その後、社会人にな…

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派手派手天然色の大阪 新世界 食い倒れの街

春になれば、歓楽街にも人の華が咲く 食い倒れの大阪にある新世界は天然色の華の街だ 昨今、コロナ禍のなか、食い倒れの街すら人の姿は減っている 派手派手の看板や装飾を纏った居酒屋や串カツ屋やお好み焼き屋が、カラ元気のように見えてしまう まさか、コロナ禍の来店客の激減に、廃業閉店が次々と出たらどうしようと心配もする まさに、宝石箱のように、B級グルメの店が綺羅星の如く輝く聖地は不滅であって欲…

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サクラサク サクラチル 電報を打った合格発表

昨今、少子化により大学全入時代と云われる受験だが、やはり入学難関校は今も昔も変わらずに君臨している まあ、そもそも、大学の入学難易度は個人差があるわけで、おのおのの難関校が元から異なる 当時には模擬試験なるものが普及していて、偏差値なるものが駆使され、希望校の合格可能性などもパーセンテージ化されており、それらが志望大学選択の道標であった だが、模擬試験で合格可能性が高くとも不合格することも…

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商店街にある街頭テレビを観る人、観るもの

春の薄着を着た人たちが、観光地の近くの商店街を闊歩し始めている いよいよ観光客を誘う春だ その商店街には、街頭テレビがある 朝から晩まで、何故か、NHKだけの映像が映り続けている だが、まれに民放のチャンネルのときもある 誰がチャンネル権を持っているのかは分からないが、何か特別な番組や中継が他局であるときにはチャンネルを変えるようなのだ 病院に通院すると、待合室に置かれたTVの画面に…

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桃の節句 雛まつり

妄想爺やの喜怒哀楽89 まさに、昨今の気候は春へと向かう寒暖差の激しい三寒四温だ 梅の蕾はほころび咲いて、いよいよ桃の節句だ スーパーの食料品売り場の催事コーナーは、節分からバレンタインへと移り、今は、ひな祭りにホワイトデー関連の商品が並んでいる 花の売り場には、いくつかの蕾がついた桃の枝がお目見えだ コロナ禍の世に、クリスマス、正月はいつもよりちょっと贅沢に暮らした家庭が多かったと聞…

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買うだけで満足な人が多い宝くじ

今年の春に外食、旅行を控える人らに、ちょっとしたおカネ余りが見られるようだ その余剰資金で宝くじを買う人が、増えているのではないか 僕は宝くじを買わないので、実感はないのだが、懸賞金が億単位だと夢が湧きすぎて、本当に夢の如くに当選したのも知らず水泡とかす人が多いようだ 僕の近所の商店街に、宝くじ売り場がある おどろおどろしく販売所の小屋に、この売り場から○億○千万円の当選券が出ましたなど…

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春よ来い 春よ来い 来るのはいいが花粉も来たぞ

妄想爺やの喜怒哀楽87 ああ、うんざりとする3ヶ月間がついに来た 恒例とは言いたくはない、まさに風物詩だ 僕は20年ほど前から、突如、発症をしてから、毎春にはずっと花粉症を患っている 僕はいわゆるアレルギー体質ではないと思っているのだが、花粉には鼻や眼が過剰な反応をしてしまうのだ 花粉の出始めの杉花粉には、ほんの少しの眼のかゆみ、鼻水少々程度の、まだまた我慢できる症状ではある しかし…

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人相、手相の鑑定士、占い師自身の運勢はどうなの

妄想爺やの喜怒哀楽86 春が近づき暖かくなり、外を歩くのが楽しくなってくる そんな春の人を誘うかのように、街なかに歓楽の華が咲き始めている 日が暮れると、いつの間にか街なかの外れの歩道に現れる占い師がいる 多分、折りたたみ式であろう机と椅子を組んで、人通りから離れてはいるが、座る姿がなんとはなしに、暮れの人通りに浮かぶかのような場所が彼女のいつもの居場所だ 机の上には、運勢診断と書かれ…

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橋本聖子新会長への文春砲に思うこと

妄想爺やの喜怒哀楽85 春はコロナ禍であれど来る しかし、福は来るかどうかは分からない 東京オリンピック、パラリンピックの福は、やはり、開催だろう 個人的に、僕は昨今の世界のコロナ禍に開催は難しいと思っている 開催ありきの開催には反対だが、安全を確保でき、世界から受け入れられる大会を構築するための努力や前進に努めてほしい 結果的に中止になろうが、前のめりに倒れる姿を見たい 森前会長…

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無償の喜びがわかる老いに

妄想爺やの喜怒哀楽84 よく、歳をとると人間が丸くなるという つまり、若い頃、怒りっぽい、気が荒い者は、穏やかに優しくなると云うことなのだろう 若い頃、僕は収入を上げたい、あれを買いたい、あれを食べたい、あそこに行きたいなどなど、まさに経済活動のなかのひとつの歯車、駒そのものだった 変に気合が入っていて、気色ばんでいたようだ しかし、企業戦士の鎧をとうに脱いだ昨今の僕は、本来、自分の…

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阿呆な自己主張する時は裸の王様だ

妄想爺やの喜怒哀楽83 福と云えば無病息災 幸いにも僕は、健康的に老いを生きていると思う 高齢の身になり、仕事人間であったサラリーマンだった頃より格段に自分の時間が増えた しかし、残りの人生は減っていくばかりだ 自分の時間は大切な時間だ 僕は生きている間に、できるだけたくさんの本を読みたいと思っている なぜなら、自分の人生だけで経験できること、考えることが出来る数は限られている筈だ…

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早食いの一人飯が阿呆らしいとき、馬鹿らしいとき

冴えないコメンテイターのような発言をする時は暗中模索の時だ 意にそぐわない価値観、人生観に囚われたくはない 独り身になり、自分中心に生活が回るようになって3ヶ月ほどになる いわゆるバツイチの新米さんだ もとから、僕はおひとりさま的な生き方だった 決して人嫌いな訳ではないが、自分一人の時間が欲しい性分なのだ その思いは、歳を重ねるほど強くなっている 一人でいるのが嫌いな人がいるよ…

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できない時、情けない時

まさに二番煎じの話題が無い時に、嘘をつき他人を揶揄する者がいる 嘘つきは泥棒の始まりと、子供の頃によく言われたものだ 二人で小指を絡ませて、「指切りげんまん嘘ついたら針、飲ます」と声を合わせて言いながら、二人の手を上下に振り、言い終えれば、絡ませた指を解くというあの約束をするシーンを想い出す 子供の頃に、よく嘘をついた 6時間目の授業が終わると、急ぎ足で教室を出て、駆け足で下校して、家に…

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月2回給与支給の非正規雇用の高齢者の知人

妄想爺やの喜怒哀楽81 福と云えば無病息災、金運上昇だ 僕は定年後、2年ほどになるがサービス業でシルバー契約社員として勤務している 労働時間は正規職員とほぼ同じ、1日8時間、週5日勤務だ 残業、昇給、賞与なしの待遇だ もちろん、給与の支給額は正規職員に比べれば半分未満であろう かなり、不遇の勤務状況のように見られるであろう 定年まで勤めた職場の業種、職種の求人があればいいのだが、昨…