三島由紀夫の割腹自殺から50年。現場の「旧市ヶ谷駐屯地」へ!

1970年11月、三島由紀夫は陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地東部方面総監部の総監室で、自衛隊に憲法改正のクーデタを要求したのち割腹自殺した。

前回訪問したのは2020年のこと。事件から40年の節目だったが、それから10年。再訪した。現場は儀仗広場にあったが、その建物は敷地の西の端に移築されて、三島由紀夫が演説をしたバルコニーは残してある。

2階にある三島由紀夫が割腹自殺をとげた「総監室」にはこの建物の全体模型が展示されていた。左にある扉には、三島由紀夫たちが幕僚たちと、もめあってできた刀傷が3か所残っているだけ。

隅には「大本営陸軍部」の墨書の表札が展示さ