「歴史と戦争」半藤一利



有名な作家が亡くなった場合、書店にはその著書がずらりと平積みされる。
人々が懐かしみ死去を惜しんで買う・読むからだろう。

ついこの間1月に90歳の生涯を終えた半藤一利氏の著書が近所の書店にもずらりと並んでいる。
その中の一つ「歴史と戦争」という表題の本を取り上げて買った。
この本は半藤氏の著書(何冊あるのか知らないが百冊以下ということはあるまい)の肝心なところを集めて文芸春秋社の女性編集者二人が一冊にまとめ上げたもので、言ってみれば子供のころにあったリーダーズダイジェストのようなものだった。

さて私がこの本でチェックしたかったのは昭和16年にハワ