「記憶にない」

 国会議員や官僚が、国会の委員会などで問つめられた時の返答で多いのは、「記憶にない」ということである。
 法的に詳しくは知らないが、どうもこれは答える方には都合のいい答え方で、問う方にとっては誠に腹の立つ答え方である。はっきりした記憶があっても、一旦そのように言っていると思われる。
 「記憶にない」は、断言した場合に、それを否定するような事実が表面化したときの言い訳ができるための防波堤のようである。
 最近問題となっているのは、菅首相の長男等が、所属会社への便宜を期待して、総務省の幹部らを接待したというものである。
 徐々に新情報が出てきたが、「記憶にな