高校受験の思い出

親孝行で、お金のかからない公立高校に行くつもりだったが、万が一のために私立の高校を受験した。滑り止めと言っても、毎年、東大に20名程度合格している高校である。受験の日は窓枠に雪が積もっていたのを覚えている。緊張感は全くゼロだった。

合格発表の日、父と一緒に見に行ったが、私の方が先に名前を発見した。帰りに、中学校での顔見知りの男子が、発表を見に行くところに出会ったが、こちらは合格して嬉しかったので、「受かったよ」と言ってしまった。しかし彼は不合格だった。私が受かっていただけにショックだったろう。

その後、公立高校に受かったので、もちろん、授業料の安い公