その女の子は 重いランドセルを背負って
ひっきりなしに車が行き交う 第一京浜国道を
我が家に向かって 歩いていました
歩くのに飽きたら 四角い石張りの歩道を
ケンケンパーをしながら 飛びはねる
それも飽きたら ちょっと腰を下ろして ひと休み
暮れかけた夕空を ふぅーと息を吐いて
それとなく 見上げる
その瞬間 大きな星々に 明かりが灯った
1 2 3 4 5 6 六個の星が キラキラ煌めき始めた
その下に 「スバル」と書かれている
これって なんなのかな~ ?
暗い建物の中では 自動車が高く吊るされ
キーンキーンと
連載:SO-RA/2021