自分を見ているもう一人の自分

大きな間違いをしていた。

「心は流転する」
というのは真理なのだが、
その流転する心だけしかない
という風に捉えていた。

心を青空と雲に例えたりしていて、
その時には、
モクモクと沸き起こる雲というのは
流転する心ということで
ちゃんと説明していたが、

じゃあ青空は何に当たるのか
というところになると
いい加減なテキトウな見方になっていた。

常日頃「仏心仏心」などといっていたが、
青空がなにかわからないということは
仏心がなにかもよくわからないという事になる。

わけわからないまま
仏性とか仏心という言葉を使っていたのだ。

たしかに仏性のことな